老人ホームやデイサービスでは、介護予防のレクリエーションは活発に行われていますよね。
体を動かすものだけでなく、脳トレとしてクイズや漢字、計算、折り紙そして塗り絵など積極的に実施されています。
在宅介護では折り紙や、塗り絵などがよく活用されているようです。
今回は、私の母が実際に使ってみて、とても良かった「レクリエブックス 脳トレ・介護予防に役立つ やさしいぬり絵」を紹介します。
初心者は「レクリエブックス 脳トレ・介護予防に役立つ やさしいぬり絵」がおすすめ
最近は趣味として、認知症予防として、大人の塗り絵はかなり人気ですね。
書店では様々な大人向けの塗り絵が販売されていますし、スマホのアプリでも、ゲーム感覚でできるものが出ているほどです。
初級者、中級者、上級者とレベル別に出版されているものもありますが、初級者向けであってもかなり細かい絵柄だったりします。
要介護でも取り組みやすい塗り絵、これからの介護予防などが目的なら、一般的な「大人の塗り絵」をいきなり始めるのは難しいかもしれません。
初心者は「レクリエブックス 脳トレ・介護予防に役立つ やさしいぬり絵」がおすすめです。
「レクリエブックス 脳トレ・介護予防に役立つ やさしいぬり絵」のおすすめポイントはここ!
イメージしやすい絵柄
「やさしいぬり絵」シリーズは慣れ親しんだ物を扱っているのでイメージしやすく塗りやすいのが特徴です。
今回画像でも紹介した果物編では、いちご、びわ、梅 、さくらんぼなど実際に食べたことのある果物ばかりです。
他には花、野菜、昭和の暮らしなどを塗り絵にしたのが、この「やさしいぬり絵シリーズ」なんです。
ぬり絵へのハードルが低くなりませんか?
これなら、ぬり絵が苦手な方にも促しやすいですよ。
簡単に仕上がり、達成感がある
初めから難しいもの、細かいものに取り掛かると途中で投げ出してしまう方も多いですよね。
簡単でいいので、継続することが脳にとって良いそうです。
まずは、気軽に始められる絵柄から始めることを勧めてみましょう。
絵が大きいので塗りやすい
何より絵柄が大きいので塗りやすいです。
はみ出してしまっても、味になります。
気にする方もいらっしゃると思いますが、気楽に楽しんで塗ってもらいましょう。
お手本があるので、塗りやすい
何色で塗ればいいか迷ってしまい、そこで投げ出してしまっては残念です。
お手本と同じ色を選べばいいので完成するのに時間がかかりません。
もちろん独創的な色で塗るのもアリだとは思うのですが、お手本を見て同じように塗る、という行為が脳をより活性化すると言われています。
どの色を選んだらお手本のようになるのか、色を選ぶのも楽しんでもらいましょう。
簡単なのに、かっこいい
これならできそう!っていう絵柄です。
でも幼稚な絵ではなく、大人っぽい絵柄なので仕上がったらかっこいいです。
簡単に絵はがきが作れる
大きい絵柄のものと、絵手紙サイズのものが見開きになっています。
大きい方の絵柄と、それをアレンジした絵柄での絵葉書が作成できるようになっています。
だから飽きずに同じぬり絵体験ができるんですね。
できた絵葉書はお友達に送ってもいいし、部屋に飾っても楽しめますよ。
本なのでバラバラにならない
ネットでは無料でぬり絵がダウンロードできるサイトがありますよね。
手軽なので利用される方も多いと思います。
例えば、老人ホームやデイサービスなどの介護施設で使うのなら、コピー用紙にプリントして利用する方が便利でしょう。
自宅でも気軽にダウンロードできるのは便利ですが、本になっている方がバラバラにならず管理がとても楽です。
また、手の届くところに色鉛筆とぬり絵を置いておけば、自分で準備もしやすいです。自分で好きな時にぬり絵が始められます。
塗った後で絵本のように眺めて楽しむのにも扱いやすい、といったところも魅力ですね。
コピーすれば何回でも使える。
本の中で実際におすすめしています。
日付と名前を書く欄があるので、記念になりますね。
でも、一回は本に直に塗る楽しさを味わってもらいたいです。
脳科学者の篠原菊紀先生監修だからおすすめ!
公立諏訪東京理科大学教授の篠原菊紀先生が監修。
応用健康科学・脳科学が専門です。
東京大学教育学部 卒業。 同大学大学院教育学研究科 修了。
テレビでも活躍されていますね。
篠原菊紀先生の著書には
- 死ぬまでボケない脳になる!1日1分脳トレ366
- ボケない頭をつくる60秒活脳体操
- ゴルフ脳で若返る―ゴルフは脳を活性化させる最強のスポーツ (パーゴルフ新書)
- 僕らはみんなハマってる―脳からみた快感と依存の論理
- 勉強にハマる脳の作り方
など、数々の脳に関する本を執筆されています。
私たち50代にとってはかなり興味深いジャンルですね。
また、脳トレやナンプレ、クイズなど、監修された本は多数あります。
私たちも今から介護予防として、脳トレ本を活用させていただきたいです。
果物編以外にも親しみやすい絵柄がいっぱい。シリーズになってておすすめ。
これだけ種類がたくさんあれば、お気に入りもきっと見つかりますよ。
1冊を何度も楽しむのも良し、1冊を完成させたら「次は何の絵柄にする?」と話題作りもできますね。
レクリエブックス 脳トレ・介護予防に役立つ やさしいぬり絵シリーズ(世界文化社)のラインナップ
- やさしいぬり絵 果物編
- やさしいぬり絵 野菜編
- やさしいぬり絵 春夏の花編
- やさしいぬり絵 秋冬の花編
- やさしいぬり絵 春から夏を彩る花編
- やさしいぬり絵 草花の模様編
- やさしいぬり絵 草花の模様編
- やさしいぬり絵 昭和の遊び編
- やさしいぬり絵 昭和の子ども編
- やさしいぬり絵 昭和の暮らし編
- やさしいぬり絵 なつかしの童謡編
- やさしいぬり絵 風物詩編
- やさしいぬり絵 美しい模様の生き物編
- やさしいぬり絵 美しい和小物編
塗り絵には興味のなかった母も、自ら手に取り楽しんでいます。
私の母は、要介護になる前は絵を書いたり、塗り絵をしたりする事は一切ありませんでした。
カラオケで歌を歌うのが好きで、定期的にカラオケサークルの集まりに参加していました。
そんなに好きだった歌も倒れてからは全く歌わなくなりました。
歌には色々と思い出があるようで、試しに歌ってみても色々と思い出して、泣き出してしまうのです。
それは良くないと、入院中もやっていた塗り絵をやってもらったんです。
最初に塗り絵をしたのは、子ども用の塗り絵でした。絵は可愛いのですが、少し細かかったようで苦戦していました。
そこでこの「レクリエブックス 脳トレ・介護予防に役立つ やさしいぬり絵」くだもの編を始めたところ、とても楽しんで塗っていました。
それもとっても丁寧に。
利き手の右手は怪我のため少し使いづらいのと、目はみづらくなっていたのとで、やはり大きい絵柄が良かったのでしょう。
気がつくと、自分で塗り絵を出しては、塗り塗りしています。
たまに色鉛筆をケースごと落としてバラバラになってしまったり、アクシデントもあるのですが、嫌がらずに1冊塗りきることができました。
今はは野菜編を楽しく塗っています。
大人になってから、塗り絵などした事のなかった母でも楽しくできて本当に良かったと思っています。
まとめ
この記事では、在宅介護で塗り絵したいけど何がいいのかな?とお探しの方に、「レクリエブックス 脳トレ・介護予防に役立つ やさしいぬり絵」の紹介でした。
果物編はやさしいぬり絵シリーズの中でも大きい絵柄で特におすすめです。
初心者や、絵を描くことに苦手意識がある人、図工や美術が嫌いだった人は、このぐらい簡単な絵柄から始めるのがいいでしょう。
もう少し細かい絵柄が良ければ
「美しいぬり絵シリーズ」もありますので、そちらに挑戦するのもいいと思います。
初めて塗り絵をやってみよう、という人はまず「レクリエブックス 脳トレ・介護予防に役立つ やさしいぬり絵」果物編を始めてはいかがでしょうか。