親の介護

頑固な母の便が固い理由

今日は訪問の看護師さんが来てくれました。

施設から帰ってきて初めてです。

施設に入る前もお世話になっていた看護師さんです。

 

母はこのところずっとお通じがなかったらしく、腹痛まではいかないまでも、出そうで出ない不快感が続いていたようです。

以前からその看護師さんが来る度にスッキリ出してくれるので、本当に心待ちにしていました。

 

 

母は頑固で思い込んだら譲らない

そもそも何で便秘が続いていたのか、よくよく話を聞いてみるとこういうことでした。

 

「お腹がスッキリしないから、あまり食べない方がいいのよ。」

さらに

「トイレに何度も行くのは大変だから、お水はあまり飲まないようにしてる。」

 

元々便が出にくいこともあり、薬を服用していたのですが、母曰く、

便が出ないから、食べない。

おしっこが出ないから飲まない。

 

これ、危険ですよね。

 

いつも言ってるんです。

「食べないから出ないんだよ」

「水を飲まないから、便も出ないんだよ」

「脱水になると困るから水分とってね」

何度言っても聞かないので困ります。

 

トイレに行くのが面倒っって言われてもね、

オムツしてるんだし、漏れちゃって服が汚れても洗濯すればいいだけの話。

 

脱水で具合が悪くなったら、それこそ大変。(ってか迷惑)

 

「冬は高齢者の脱水に注意!」

と言われているのに、本人が頑固すぎて全然家族の言うことなんて聞いてくれない。

 

 

便秘なのは施設が悪い、と言う母

便秘がひどくなると、訪問の看護師さんが浣腸や摘便してくれたりしたので、そのつもりで生きている母。

 

施設に行ってからもその調子だったようです。

 

施設はスタッフの手が足りていない、と言うのもあるでしょう。

便秘も、激しい腹痛とかにならない限り、もしかして診てもらえないのかな、とも思います。

 

母は

「施設の看護師さんにお願いしても下手くそで。

訪問の看護師さんに早く便を出したもらいたい。」

と、いつも言っていました。

 

母の言うことを鵜呑みにしてしまうと施設が悪いみたいに聞こえるのですが、

母の言動を見ていると、きっとスタッフの言うことを聞かなかったんだろうな、と思うのです。

 

とにかく、水分を沢山摂取する事に抵抗があるようです。

 

 

肌の乾燥も施設が悪い、と言う母

施設から帰ってきたら、肌がガサガサ、ボロボロ、ひび割れていました。

 

居宅介護の時はお風呂の後に保湿剤を塗ってもらっていた母。

それが普通になってしまっていました。

 

施設では、自分でできる人は自分で塗ってください、というスタンス。

ま、リハビリと思えばいいのです。

 

母はそれが気に入らない。

 

「お風呂の後に全然クリーム塗ってくれない。

『自分でやりなさい!』

ってきつく言うのよ」

何でも自分の言う通りにならないと、きつく言われたとか、意地悪された、と言いがち。

 

母の事はかなりわかってきた。

 

もう

騙されない。

 

 

とにかく冬の脱水は注意

便秘も母の頑固さゆえにひどくなったとしか思えないですし、

肌の乾燥だって、水分を十分に取っていないせいかもしれない。

 

本当のところはわからないけれど

とにかく冬の脱水には注意ですね。

 

高齢者になると頑固さが増す人が一定数いるようなので、気をつけましょう。

 

「年取ると頑固になるよね」

なんて笑ってすむ話ではないかもしれません。

 

 

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